雑誌のグラビア特集12Pの予告がきたとおもったら、デジタルカバーもあり、カバーストーリーとグラビアも更新され、そしたらビハインドも出てきて、一番大事なインタビューが後回しになってしまっていた!(なのにコメント映像もででるからねw)
最初に一部公開されたように、今回のインタビューも硬くて哲学語ってるから興味ない人は本当につまらないと思うけど、とりあえず一緒に読んでいこう🤣
*省略ウェブ記事はこちら
幸せと不幸、その間のバランスこそが、僕にとっての“幸せ”
アン・ヒョソプ「幸せと不幸、その間のバランスこそが、僕にとっての“幸せ”のようです」
行き過ぎでも足りなくもない。今、ここにいる、アン・ヒョソプ。
一問一答ではないからとにかく長い笑
全文は別に載せて、抜粋だけまとめていくことにした
わたし書いてるだけだとすぐ忘れるから自分が思ったことも残してみる(だから遅い🤣)
自身を語るインタビュー
がご自身をインタビューするとしたら、最初にどんな質問をしますか?
HS: 僕が自分をインタビューするなら……。ゆっくり話してもいいですか?
GQ: もちろんです。
HS:(右下を見つめながら静かに考える。30秒ほど沈黙)
「あなたは、これまでちゃんと生きてきたと感じますか?」GQ: 深い質問ですね。その問いが浮かんだのはなぜですか?
HS: 自分を客観視するのって、簡単なことじゃないですよね。だから、もし目の前に“自分”がいたとしたら、率直に聞いてみたいんです。そしてその答えが、自分の考えと一致するかどうか……いや、きっと一致すると思います(笑)。GQ: 現在のアン・ヒョソプさんなら、何と答えますか?ちゃんと生きてきたと感じますか?
HS: 良い選択も悪い選択も、どれもそれなりの価値があったと思うし、それが今の僕を作っていると思っています。そういう基準で言えば、これ以上うまく生きるのは難しいかもしれない。もちろん、選択を後悔したこともあります。でもその選択が僕に“痛み”をもたらし、それによって成長せざるを得なかったきっかけにもなったので……。うーん、今の自分に対しては言い訳できないですね。GQ: 自分の選択だからこそ、ですね。
HS: すべてが、そうですGQ: 普段から自分に問いかけるタイプですか?に問いかけるタイプですか?
HS: 質問というよりも、常に自分を客観的に見ようと努力している気がします。たとえば「今、自分は本当に怒っているのか?」とか、「今誰かに対して何か言いたくなるこの気持ちは、どこから来てるんだろう?」とか。そんなふうに、自分の中のどこから出てきているのかを、ずっと見ようとしている感じです。現象をそのまま受け入れずに、すべてに因果関係があるという前提で、そのプロセスをたどろうとします。GQ: たとえば怒ったとき、「これは本当の気持ちなのか?」と考えると、ちょっと冷静になれますよね。
HS: そうなんです。そして実際、その怒りをコントロールできるのは自分しかいないですから。誰かが良い言葉をかけてくれて気分が良くなることもあるかもしれないけれど、結局自分自身を制御できるのは自分しかいないと感じていますGQ: こういった性格は、生まれ持ったものもあるように思います。もし子どもの頃からそうだったなら、“大人びた子”って言われることが多かったのでは?
HS: うん、それか「つまらないやつ」ってよく言われました(笑)。
GQ: けっこう言われたんですね(笑)
HS: はい(笑)、よく言われました。それで僕は、それが悪いことだと思ってたんですよ。普通、友達は刺激的で面白いものを好むじゃないですか。だから、そういう「つまらない(※両手で引用符を作りながら)」部分をちょっと隠して生きてた気がします。でも、もう30歳も超えて、年を重ねるにつれて思うのは、「そのままの自分を尊重しよう」ってこと。それがしっかり自分の中に確立されて、誰がどう思おうと、面白くないと思われようと、自分が面白くて大事だと思えるものがあれば、それで十分です。誰かに迷惑をかけない範囲でね。GQ: 生まれ持った気質ではあると?
HS: それはよく分からないです。でも自然にこうなった気もするし、今思い返すと、子どもの頃から「謙虚でいなさい」ってよく言われて育ったんです。たぶんその教えが、何かをするときもただ流れのまま行動するのではなく、一度立ち止まって「ん?今の自分の行動はどうなんだろう?」と考えるきっかけになったのかもしれません。GQ: 以前「自己愛が足りない」とご自身で表現したこともありましたよね。
HS: それを感じたのは、誰かが傷つくのを見るのは耐えられないのに、自分が傷つくのは平気だった時です。僕、体にけっこう傷が多いんですけど、ある瞬間ふと、「一生向き合わなきゃいけない相手は自分なのに、なんで一番自分を大切にしてこなかったんだろう?」「自分のことを一番見るのは自分なのに、なんで愛してあげなかったんだろう?」って思ったんです。たぶん、あなたが見たインタビューは、そういう考えを持つ前だったと思います。GQ: 5年前、『浪漫ドクター キム・サブ2』で新人賞を受賞した頃ですね。
GQ KOREA
HS: そうですね。だから今は、前よりも自己愛を見つけようと努力していると思います。だって、自分の人生は自分が生きるものだから。結局、自分が幸せであることが“幸せ”なんです。でも、それは「わがままに生きる」って意味じゃなくて、少なくとも「自分がいるこの人生を無視しないようにしよう」とか、「もう少し価値あるものとして見てあげよう」とか、そういう考えをだんだん持つようになってきました
「あなたは、これまでちゃんと生きてきたと感じますか?」
自身をインタビューするとしたら、最初にどんな質問しますか?と問いかけられて語ったのがこれ。
良い選択も悪い選択も、どれもそれなりの価値があったと思うし、それが今の僕を作っていると思っています。
そういう基準で言えば、これ以上うまく生きるのは難しいかもしれない。もちろん、選択を後悔したこともあります。
でもその選択が僕に“痛み”をもたらし、それによって成長せざるを得なかったきっかけにもなったので……。うーん、今の自分に対しては言い訳できないですね。
選択を後悔したこともあるけど、これ以上上手く生きるのは難しいって言葉は、うまくいったことばかりじゃないけど、それは自分を成長させる糧になったという意味だと思う
ヒョソプが深く潔い..🥹
さらに「今の自分に対しては言い訳できない」って、人のせいにしないっていうのと、自分で選んだ道を最後まで生きるという責任感がありすぎて尊い🥹
ちゃんと自分の答えを持っている感じが、惹かれるんだよなー
(他ペンの友達にはヒョソプ真面目すぎて無理っていわれることもあるけどw)
常に自分を客観的に見ようと努力している
自分を客観的にみて、自分の内面と常に向き合っていると語るヒョソプ
常に自分を客観的に見ようと努力している気がします。
たとえば「今、自分は本当に怒っているのか?」とか、「今誰かに対して何か言いたくなるこの気持ちは、どこから来てるんだろう?」とか。そんなふうに、自分の中のどこから出てきているのかを、ずっと見ようとしている感じです。
たとえば怒ったとき、「これは本当の気持ちなのか?」と考えると、ちょっと冷静になれます。そして実際、その怒りをコントロールできるのは自分しかいないですから。誰かが良い言葉をかけてくれて気分が良くなることもあるかもしれないけれど、結局自分自身を制御できるのは自分しかいないと感じています。
自分が感じる”怒り”でさえコントロールすることを考えているんだね
「怒り」や「感情」をただ感じるのではなく、「これはどこから来たものだろう?」と問い続ける姿勢って、誰にでもできることじゃない🤣(いい意味で)
おそらく大抵の人が、自分とは向き合わず一瞬の感情ですぐ忘れていくものだと思うけど、ヒョソプ自身、たくさんの経験があってそう確信するようになったんだろうな…。
感情に振り回されずに、でも無視もせずに、ちゃんと観察して受け止める。それがヒョソプのかっこいいところだな..(悪く言えば気難しいw)
すごく誠実で、深く自分と向き合っている..ヒョソプは本当に、深くて、静かに熱い感じ🫠
そのままの自分を尊重する
「そのままの自分を尊重する」って結構難しいよねー
「つまらないやつ」ってよく言われました(笑)。それで僕は、それが悪いことだと思ってたんですよ。普通、友達は刺激的で面白いものを好むじゃないですか。だから、そういう「つまらない(※両手で引用符を作りながら)」部分をちょっと隠して生きてた気がします。
でも、もう30歳も超えて、年を重ねるにつれて思うのは、「そのままの自分を尊重しよう」ってこと。
それがしっかり自分の中に確立されて、誰がどう思おうと、面白くないと思われようと、自分が面白くて大事だと思えるものがあれば、それで十分です。誰かに迷惑をかけない範囲でね。
ほんと友達からよく「つまらないやつって言われた(笑)」って言ってるよね、、、子どもの頃ずっと自分の性格に対して葛藤があったのかなとも思ったり。
まわりと違うことで疎外感を感じたり、「もっとこうならよかったのに」って自分を否定しそうになる場面って誰にでもあると思うけど(自己肯定感低い系)、
ヒョソプは年を重ねていくうちに、自分を「面白くない」と感じられても、自分が大事にしているものを信じようとする強さがでてきてて、それがとてもかっこいい。
そうおもうと自己肯定感高いのって勝ちな考えかもだな〜
しかしこういう話をさらっと自然にできるのが、ヒョソプの人柄のよさを物語っているともおもった!
謙虚でいなさいという教え
今思い返すと、子どもの頃から「謙虚でいなさい」ってよく言われて育ったんです。
たぶんその教えが、何かをするときもただ流れのまま行動するのではなく、一度立ち止まって「ん?今の自分の行動はどうなんだろう?」と考えるきっかけになったのかもしれません。
普通、謙虚って言ったら控えめにしろっていわれてると思っちゃう。でもその教えを「自分を一歩引いて見ろ」って受け取ってるヒョソプ。
親からの「謙虚でいなさい」という教えをそう考えるのもすごいな..。
その教えが、素晴らしく大人!冷静さにつながっているという考えも。
「自分は今どう感じてる?どう行動してる?」って、自分の内面に向き合おうとする姿勢だよな🫠
自己愛を見つけようと努力している
「自己愛が足りない」と感じたのは、誰かが傷つくのを見るのは耐えられないのに、自分が傷つくのは平気だった時だった
ある瞬間5年前(『浪漫ドクター キム・サブ2』で新人賞を受賞した頃)ふと、「一生向き合わなきゃいけない相手は自分なのに、なんで一番自分を大切にしてこなかったんだろう?」「自分のことを一番見るのは自分なのに、なんで愛してあげなかったんだろう?」って思ったんです。
だから今は、前よりも自己愛を見つけようと努力していると思います。だって、自分の人生は自分が生きるものだから。結局、自分が幸せであることが“幸せ”なんです。
それは「わがままに生きる」って意味じゃなくて、少なくとも「自分がいるこの人生を無視しないようにしよう」とか、「もう少し価値あるものとして見てあげよう」とか、そういう考えをだんだん持つようになってきました
5年前のこの感情の変化はきっと俳優としての成長ともきっとリンクしてるんじゃないかなって思った
わたしも“自己愛”ってのは「わがままに生きる」のではなく、自分の人生をちゃんと見てあげることだと思ってる
「幸せになる」ということが誰かに与えられるものじゃなくて、自分の内面から育てていくものというメッセージもだけど、過去の自分を振り返って、少しずつ丁寧に、私たちに伝えてくれるヒョソプが本当に魅力的🥹
美しくて、心打たれる🫠
哲学的な考えを語る
後半部分は哲学を絡めたインタビューだよ
こっちはヒョソプの考えというよりもそう考えるようになった心理が詰まってる感じだな😆
飽きるかもだから抜粋多めで。
GQ:GQのおかげで今、本を読んでいるんですよ。『哲学は人生の武器になる』って本です。前回の「マイ・エッセンシャル」で、哲学に入門するきっかけになった本だって紹介してくれましたよね。
HS(アン・ヒョソプ):ああ!すごく面白くないですか?僕がこの本を読み終えたのは数年前なんですけど、普通“哲学”って聞くと難しくて退屈な印象があるじゃないですか。でもこの本は、ちょっと難しい部分もあるけど、やさしくて面白く書かれているから、おすすめしたんです。GQ:さっきお話ししてくれた“選択の主体性”って、この本にも出てくるんですよ。サルトルの思想として。
HS:ああ、そうなんですか?
GQ:そのことを思い浮かべて話したわけではないんですよね?
HS:ああ、そうです。内容をはっきり覚えてるというより、自分の生き方に適用して覚えてる感じです。つまり、僕はこう思ってるんですよ。本の一節を読んだり、動画のワンシーンを見たりして、それがすぐに自分の中に取り込まれるわけじゃないと思うんです。人間の脳はずっと働いていて、そうやって取り込まれた情報が、ものすごくたくさんのシステムを通して回り続けている。10年かかることもあるし、3年で出てくることもある。本人には分からないんです。「すごいアイデアが浮かんだ!」って思っても、それは実は自分が生み出したんじゃなくて、脳が長い時間をかけて情報を集めて、最後に導き出した結果だと思うんです。だから(後悔しないという話は)この本だけじゃなくて、いろんな似たような経験や場面を経て、自分なりに選んできた考え方なんです。GQ:今すごく楽しそうな顔で、めちゃくちゃ早口になってたの知ってました?
HS:そうですか?(うつむいて笑う)GQ:アン・ヒョソプをテーマにした本を作るとしたら、そのジャンルとタイトルは何がいいですか?
HS:(「うーん…」とじっくり考えてから)『アン・ヒョソプ:ただの、もう一人の人の話』かな。誰もがそれぞれの世界を持ってるじゃないですか。僕が見ている世界と、記者さんが見ている世界は違うでしょう?“アン・ヒョソプ”がテーマなら、僕がどんなふうに生きてきたかとか、どういう視点で世界を見ているのか、それを「この世界に存在するもう一人の人の視点から語る」以外には、語れることってあまりない気がするんですよね。だからそのタイトルにします。GQ:その本の中で、一番大事なエピソードを選ぶとしたら?
HS:哲学者アルフレッド・アドラーに出会った瞬間かな。たしか22〜23歳の頃だったと思います。アドラーの哲学を完全に理解してるなんて口が裂けても言えませんけど、当時読んだ本を通して、それまでとは全く違う視点で生き方を考えるようになったんです。初めて本を閉じて、世界を見上げて、涙を流しました。どんな感覚だったかというと、映像の画質が上がったような感覚。いまでも鮮明に覚えてます。白い4人掛けのソファの端に座っていて、前にテレビがあって、本を閉じて顔を上げたら、世界がまるで4Kみたいに、ものすごく美しく見えたんです。「今まで自分は嘘の中で生きてきたんだな」って。何かに“目を開いた”瞬間でした。僕にとっては、その瞬間が一番インパクトが大きかったです。GQ:何にそこまで感動したんですか?
HS:アドラーが言う“人生最大の嘘”って、「この瞬間を生きていないこと」なんです。じゃあ、どうやってこの人生を生きればいいか?アドラーの心理学を、哲学者の岸見一郎さんがこう整理してました。“スポットライト(ピンライト)の中で、ゆっくり踊るように生きろ”って。ピンライトの中って、前も横も後ろも見えないですよね?今この瞬間しか見えない。その中でゆっくり踊るように生きろ、っていうんです。これはすごく要約された話ですし、ある意味で“よくある話”かもしれません。「カーペ・ディエム」みたいな。でも、実際に“今この瞬間を生きてる人”って、そんなに多くないと思うんです。僕自身も、これまでずっと過去を後悔したり未来を心配しながら生きてきたなと感じて、それ以降、どんな経験も、これから起こるすべてのことも、謙虚に、感謝して生きていこうと強く思ったんです。本を閉じた瞬間に涙が出たのは、だからこそ、その瞬間がありがたかったんですよね。この世界に“今”存在しているということが、とても感謝すべきことだと感じたんです。GQ:そのことに気づけたこと自体が、感謝すべき出来事だったんですね。
HS:はい。そこからの“宿題”は、常にそれを“意識し続ける”ことでした。人って、忘れちゃうんですよ。アドラーの言葉を借りると、人はこれまでの人生の半分以上を“努力して”生きなければ変わらないらしいです。普通の人は変われないって言うけど、彼はそうは思ってなかった。たとえば、50歳の男性なら、これからの25年を努力して生きなきゃいけない。10歳の子どもなら、5年努力すれば15歳には変われるって。だから僕にとってもそれが宿題だったんです。22〜23歳でその話を読んだので、これから10年はそうやって生きようって。そうやって常に意識するよう努力しました。皮肉なのは、人ってお金を稼いで、面白いことをして、将来のために貯金したりするじゃないですか?でも、“幸せ”を感じられるのって、今この瞬間だけなんですよ。幸せっていう感情を感じられるのは、今以外にない。そのことに気づこうとしてる最中です。
GQ:その努力は、今うまくいってますか?「今」に集中できてますか?
HS:必死ですよ。もがきながら、ずっと追い求めて、そう思おうとしてます。簡単じゃないです。本当に忘れちゃいますし、イライラすることもあるし、明日のセリフのことで不安になったりもします。GQ:「今を生きろ」「カーペ・ディエム」「心を“今ここ”に置くことが幸せ」って、昔から語り継がれてる言葉が“陳腐”に見えるのは、それが難しいからですよね。
HS:そうなんですよね。でも、それしかできないんです、僕が今できるのは“求め続けること”だけ。ちなみに、さっき“幸せを感じるには“今ここ”に心がなきゃいけない”っておっしゃいましたよね。僕が好きな表現が「今、ここ」なんです。今、コンマ、ここ。だから僕のファンミーティングの名前も『Here and Now』でした。「今ここにいる僕たちが、一緒に幸せでいよう」という意味を込めて。GQ:アン・ヒョソプさんは、今幸せですか?
HS:最近は、“すごく”幸せです。何が幸せかというと、僕、刺激的な生活をかなり減らしたんですよ。お酒もあまり飲まなくなったし。ショート動画(ショーツ)も、撮影の待ち時間には見ることもあるけど、家ではできるだけ避けるようにしてます。たとえばお酒って、簡単に快楽を得られるじゃないですか。でも、そういうのをやめてから、初めて小さなことに気づけるようになったんですよね。小さなことに感謝できるようになったんです。最近すごく印象に残ってるのが『ドーパミンネーション』という本で読んだ考え方なんですが、簡単に言うと、快楽と苦痛を感じる脳の領域って同じらしいんです。この2つは密接な関係があって、まるで“天秤”みたいに動く。快楽がこのくらいあるなら、それと同じくらいの苦痛が必要。脳はずっとそのバランスを取ろうとする。だから、すごく疲れたあとにこそ快楽が必要になるんです。つまり、楽しいことを感じるためには、痛みが必要なんですよ。
この考え方が本当に役に立つのは、「つらいこと」って、むしろいいことなんだって思えるところ。たとえば、毎日ビールを飲んだら美味しくないじゃないですか?でも、すごく疲れて家に帰ってから飲む1杯のビールは本当に美味しいですよね。快楽ばかりだと、感覚が鈍くなる。だから本当の幸せを感じるには、痛みが必要なんです。
そして一番大事なのは、その快楽と苦痛のバランスが取れてないと、“ちょっとした幸せ”を感じられないってこと。本でも言ってましたけど、「極端な幸せ」や「極端なつらさ」よりも、“地味でバランスの取れた生活”のほうが魅力的だって。そういう“淡々とした日常”の中に、小さな幸せがあるんです。
たとえば「今日、バウル(ヒョソプさんの飼い猫)が鼻を鳴らして寝てた」とか、「今日のシャンプーの香りがいいな」とか、「今日の服、よく似合ってるな」「今日の天気、なんでこんなに気持ちいいんだろう」とか。そういうのに、すごく感謝できるようになりました。だから、幸せです。
GQ:友達から“面白くない”って言われるのって、そういうところですか?
HS:そうなのかな?ちょっとショックですね(笑)。僕が新しく知った考え方を友達に話すと、「またかよ~」ってすごく退屈そうにするんです。だから最近は、もうあまり話さないようにしてます。僕にとっては、それが一番面白い話なんですけど(笑)。GQ:私は面白いですよ。とても興味深かったです。今に始まったことじゃなく、以前からフロイトやウィトゲンシュタイン、いろんな心理学者や哲学者に関心があったんだなと思いました。
HS:哲学をちゃんと学ぼうとしたわけじゃないんです。なんていうか、すごく漠然とした話なんですけど、小さい頃からずっと僕を悩ませてきた疑問があるんですよね。この世界って一体何なんだろう?どうして僕たちには10本の指があるんだろう?僕たちはどこから来たのか?って。そういう問いが、ずっと僕を苦しめてきました。それに答えてくれそうな、一番近い学問が哲学だったんです。僕はただ、この世界をもっと大きな視点で理解したかった。自分の中から、自分なりの答えを見つけて、自分だけの“アルゴリズム”で世界を見たかったんです。GQ:実は最後の質問、少し迷ってたんです。「あなたは幸せですか?」って聞くのが、正しいのかどうか…。人間が追い求める“最上の価値”を“幸せ”と断言してもいいのか疑問で。
GQ KOREA
HS:僕は、“幸せ”だと思います。人が“幸せを求めない理由”って、ないと思うんです。もちろん、“幸せ”の定義は人それぞれですけどね。“幸せ”と“不幸”、“幸せ”と“苦痛”みたいに分けるんじゃなくて、その間の“バランス”こそが、僕にとっての幸せです。それが“中庸”っていうんですかね?今の僕にとっては、それが一番大切だと思います。
『哲学は人生の武器になる』
この本は、ちょっと難しい部分もあるけどやさしくて面白く書かれている哲学の入門編的な本だからってよくおすすめしてくれている本。
さっきの”選択”の考えもこの本に出てくるみたい
さっき話した“選択の主体性”ってサルトルの思想としてこの本に載っています。
けれど内容をはっきり覚えてるというより、自分の生き方に適用して覚えてる感じです。つまり、僕はこう思ってるんですよ。本の一節を読んだり、動画のワンシーンを見たりして、それがすぐに自分の中に取り込まれるわけじゃないと思うんです。人間の脳はずっと働いていて、そうやって取り込まれた情報が、ものすごくたくさんのシステムを通して回り続けている。10年かかることもあるし、3年で出てくることもある。
「すごいアイデアが浮かんだ!」って思っても、それは実は自分が生み出したんじゃなくて、脳が長い時間をかけて情報を集めて、最後に導き出した結果だと思うんです。だから(後悔しないという話は)この本だけじゃなくて、いろんな似たような経験や場面を経て、自分なりに選んできた考え方なんです。
「脳が静かに働き続けている」ていう表現が天才過ぎる
本の内容を、自分の生き方に照らし合わせて感じ取っていくって真似できない🤣
自分の感情や選択をしっかり見つめてて、そして、何年もかけて育ててきた考え方だから「後悔しない」という言葉にも重みがあるのかなぁ
そしてせっかちなわたしみたく、すぐに答えを出そうとしない慎重さと深さが魅力的よね(見習わねば)
アン・ヒョソプ:ただの、もう一人の人の話
アン・ヒョソプをテーマにした本を作るとしたら、
アン・ヒョソプをテーマにした本を作るとしたら、そのジャンルとタイトルは『アン・ヒョソプ:ただの、もう一人の人の話』かな。誰もがそれぞれの世界を持ってるじゃないですか。僕が見ている世界と、記者さんが見ている世界は違うでしょう?“
アン・ヒョソプ”がテーマなら、僕がどんなふうに生きてきたかとか、どういう視点で世界を見ているのか、それを「この世界に存在するもう一人の人の視点から語る」以外には、語れることってあまりない気がするんですよね。だからそのタイトルにします。
<余談だけど、ここちょっと想像してにやけた>
GQ:今すごく楽しそうな顔で、めちゃくちゃ早口になってたの知ってました?
HS:そうですか?(うつむいて笑う)
アルフレッド・アドラーに出会った瞬間
アルフレッド・アドラーに出会ってから、それまでとは全く違う視点で生き方を考えるようになった
22〜23歳の頃哲学者アルフレッド・アドラーに出会いました
当時読んだ本を通して、それまでとは全く違う視点で生き方を考えるようになったんです。初めて本を閉じて、世界を見上げて、涙を流しました。
どんな感覚だったかというと、映像の画質が上がったような感覚。いまでも鮮明に覚えてます。白い4人掛けのソファの端に座っていて、前にテレビがあって、本を閉じて顔を上げたら、世界がまるで4Kみたいに、ものすごく美しく見えたんです。「今まで自分は嘘の中で生きてきたんだな」って。何かに“目を開いた”瞬間でした。
僕にとっては、その瞬間が一番インパクトが大きかったです。
“今”存在しているということが、とても感謝すべきこと
アドラーが言う“人生最大の嘘”って、「この瞬間を生きていないこと」
GQ:何にそこまで感動したんですか?
HS:アドラーが言う“人生最大の嘘”って、「この瞬間を生きていないこと」なんです。
この意味がよく考えないと理解できなかったわたしは哲学的思考がない🤣
アドラー的に、私たちは「今」を生きているつもりでも、頭の中は「昔こうしておけばよかった」とか「明日どうしよう」といった思考でいっぱいになりがち。「過去の後悔」や「未来への不安」に囚われてばかり。今この瞬間に集中していないことが、本来の人生から目をそらしていると言っているらしい

“今”は”この瞬間”だけだから、過去も未来も「記憶」や「想像」。
なのに、“今”に目を向けず、“本当の現実”から逃げてしまっている。それを「今この瞬間を生きていないこと(最大の嘘)」と言っているらしい
(納得)(今更)
どうやってこの人生を生きればいいか?
具体的にどうしたらいかっていうと、こう表現していた
じゃあ、どうやってこの人生を生きればいいか?
“スポットライト(ピンライト)の中で、ゆっくり踊るように生きろ”
“派手じゃなくても、よそ見せずに今に集中して、ゆっくり丁寧に生きろ”って。
謙虚に、感謝して生きていこう
実際に“今この瞬間を生きてる人”って、そんなに多くないと思うんです。
僕自身も、これまでずっと過去を後悔したり未来を心配しながら生きてきたなと感じて、それ以降、どんな経験も、これから起こるすべてのことも、謙虚に、感謝して生きていこうと強く思ったんです。
ヒョソプの謙虚な姿勢はこういった考えからくるものなんだね🥹
そこからの“宿題”は、”今この瞬間を生きる”を“意識し続ける”ことでした。人って、忘れちゃうんですよ。アドラー曰く、人はこれまでの人生の半分以上を“努力して”生きなければ変わらないらしいです。
僕は22〜23歳でその話を読んだので、これから10年はそうやって生きようって。そうやって常に意識するよう努力しました。
自分的にはまだまだって思ってるみたいだけど、、少なくとも今はその考えを人に伝えられるくらい自分のものになっているって思うよ🥹
「今」に集中するのも必死です。ずっと追い求めて、そう思おうとしてます。簡単じゃないです。
本当に忘れちゃいますし、イライラすることもあるし、明日のセリフのことで不安になったりもします。
最後の言葉が人間味出ててなんかほっこりした🫠
例えるのが貯金
人ってお金を稼いで、将来のために貯金したりするじゃないですか?でも、“幸せ”を感じられるのって、今この瞬間だけなんですよ。幸せっていう感情を感じられるのは、今以外にない。そのことに気づこうとしてる最中です。
将来のために貯金してる人もいるけど、幸せ感じられるのは今だけなのにって貯金とかしないって?🤣(そうじゃないって?w)
きっと“未来に備える”ことと、“今を感じて生きる”ことは両立できるけど、現代人は、ついつい未来の不安にばかり気を取られて、“今”を置き去りにしがちだって言いたいんだとおもったよ😆
僕が好きな表現が「今、ここ(Here and Now)」
“今この瞬間を生きる”って昔から語り継がれてる言葉が“陳腐”に見えるのは、それが難しいからだけど、それしかできないし、できるのは“求め続けること”だけ。
“幸せを感じるには“今ここ”に心がなきゃいけない”っておっしゃいましたよね。
僕が好きな表現が「今、ここ」なんです。
だから僕のファンミーティングの名前も『Here and Now』でした。「今ここにいる僕たちが、一緒に幸せでいよう」という意味を込めて。
伏線回収🥹🥹🥹🥹🥹🥹🥹(何回か聞いた気がするけど)
ヒョソプの2023年のファンミーティングツアーのタイトルが『Here and Now』だったんだよ

刺激的な生活をかなり減らした
お酒もあまり飲まなくなったし、youtubeなども見なくなったってある意味デトックス🫠
最近は、“すごく”幸せです。何が幸せかというと、僕、刺激的な生活をかなり減らしたんですよ。
お酒もあまり飲まなくなったし。ショート動画(ショーツ)も、撮影の待ち時間には見ることもあるけど、家ではできるだけ避けるようにしてます。
たとえばお酒って、簡単に快楽を得られるじゃないですか。でも、そういうのをやめてから、初めて小さなことに気づけるようになったんですよね。
小さなことに感謝できるようになったんです。
それなのにDMはしっかり送ってくれるしジェウクのインスタのリプも早かったりして、よくわからないけど以前よりは健康な生活を送って幸福度が高まったってことだね🥹
快楽と苦痛を感じる脳の領域
『ドーパミンネーション』という本で読んだ考え方を語り始めたヒョソプ
*2024年12月にもおすすめしていた本:こちら
簡単に言うと、快楽と苦痛を感じる脳の領域って同じらしいんです。
脳はずっとそのバランスを取ろうから、疲れたあとにこそ快楽が必要になるんです。つまり、楽しいことを感じるためには、痛みが必要なんですよ。
この考え方が本当に役に立つのは、「つらいこと」って、むしろいいことなんだって思えるところ。たとえば、毎日ビールを飲んだら美味しくないじゃないですか?でも、すごく疲れて家に帰ってから飲む1杯のビールは本当に美味しいですよね。快楽ばかりだと、感覚が鈍くなる。だから本当の幸せを感じるには、痛みが必要なんです。
苦しみやストレスをただ「悪」じゃなくて、それがあるから良いときもあるんだ――という考えのが気持ち楽だし人生楽しく生きられる気がする
そして「派手な幸せ」じゃなくて、「日常のささやかな幸せ」を大切にしようとする姿勢が、本当に誠実で素敵だよな(花屋の花も好きだけど、その辺の道に咲いてるタンポポも好きだとかいうタイプね😆)
“淡々とした日常”の中に、小さな幸せがある
そして一番大事なのは、その快楽と苦痛のバランスが取れてないと、“ちょっとした幸せ”を感じられないってこと。本でも言ってましたけど、「極端な幸せ」や「極端なつらさ」よりも、“地味でバランスの取れた生活”のほうが魅力的だって。そういう“淡々とした日常”の中に、小さな幸せがあるんです。
たとえば「今日、バウルが鼻を鳴らして寝てた」とか、「今日のシャンプーの香りがいいな」とか、「今日の服、よく似合ってるな」「今日の天気、なんでこんなに気持ちいいんだろう」とか。そういうのに、すごく感謝できるようになりました。だから、幸せです。
それを意識して生きていこうとするヒョソプらしいよね
友達から“面白くない”って言われるのって、そういうところ?
記者にも突っ込まれるヒョソプが目に見えて可愛い🫠
友達から“面白くない”って言われるのって、そういうところですか?
そうなのかな?ちょっとショックですね(笑)。僕が新しく知った考え方を友達に話すと、「またかよ~」ってすごく退屈そうにするんです。
だから最近は、もうあまり話さないようにしてます。僕にとっては、それが一番面白い話なんですけど(笑)。
小さい頃からずっと僕を悩ませてきた疑問
哲学をちゃんと学ぼうとしたわけじゃないんです。なんていうか、すごく漠然とした話なんですけど、小さい頃からずっと僕を悩ませてきた疑問があるんですよね。
この世界って一体何なんだろう?どうして僕たちには10本の指があるんだろう?僕たちはどこから来たのか?って。そういう問いが、ずっと僕を苦しめてきました。
それに答えてくれそうな、一番近い学問が哲学だったんです。僕はただ、この世界をもっと大きな視点で理解したかった。自分の中から、自分なりの答えを見つけて、自分だけの“アルゴリズム”で世界を見たかったんです。
とても純粋で、深い知的探求心がありすぎる!!
「哲学者」になりたかったわけではなく、世界の“意味”を自分なりに理解したいという強い欲求がある人なんてそういないよ?
ここでも話してるヒョソプ
わたしかなりTっぽくない?🤣すきこさんもでしょww
— todo🫠 (@pauland_todo) June 26, 2025
そしてわたしはこういう思考の男に弱い🤣 pic.twitter.com/OYjhGY0OLw
わたし的に、*“当たり前”を当たり前と思わない感性**ってわかるようでそこまでわかってないかも。
最上の価値は幸せでいいと思う
人間が追い求める“最上の価値”を“幸せ”と断言してもいいのか疑問という記者の発言に「“幸せ”だとおもう」とヒョソプ
GQ:人間が追い求める“最上の価値”を“幸せ”と断言してもいいのか疑問で。
HS:僕は、“幸せ”だと思います。人が“幸せを求めない理由”って、ないと思うんです。もちろん、“幸せ”の定義は人それぞれですけどね。“幸せ”と“不幸”、“幸せ”と“苦痛”みたいに分けるんじゃなくて、その間の“バランス”こそが、僕にとっての幸せです。それが“中庸(ちゅうよう)”っていうんですかね?今の僕にとっては、それが一番大切だと思います。
*中庸(ちゅうよう):どちらにも寄りすぎない“まんなか”の生き方をするという東洋的な思想
「幸せか不幸か」といった白黒ではなく、“バランス”の中にこそ幸せがあるという視点は、どこか東洋的な思想(中庸)にも通じているんだって。
“幸せを求めない理由はない”という言葉には力強さがある一方で、その“幸せ”をどうとらえるかは人それぞれってことだよね
感情の波に飲み込まれることなく、静かで穏やかな生き方って感じな??
これは、強く幸せを追い求めるよりも、日々の中で自分の心のバランスを保つことを大切にしているヒョソプの人生哲学!って感じ
とても共感できるし、無理せず自然体で生きていこうという気持ちにさせてくれるね
まとめ
ながかった🤣
そしてこれ系のインタビューは頭を使うからじかんかかる
わたしそこまで物事を考えないから、いつもなるほどね〜くらいにしか思えないし、思想を求める姿勢は好きだけど推しだからっていって、全部共感することはできないからさ🤣
こう言った考えをいうと変わった人だなって思われるけどそんなの気にしないで述べるヒョソプがすきなだけ🤣
とりあえずそんな感じで、いつかまた何か言った時に、「あ!ここで言ってた!」って思い出しますように(自分が)
では🫡





